iPhone4は正常進化している

 現時点でも供給が追い付いていないiPhone4ですが、私は予約初日、しかもサーバーの混雑前に予約が完了していたので、発売当日に入手することが出来ました。地元の小さなSBSでしたので少々不安でしたが、32GBモデルの機種変(買増)でもOKでした。
 さて、インプレは多くの好運な第一次入手者が行っているので、やらないでおこうかとも思いましたが、ここ数日触った感想を簡単に書いておきます。

美しく見やすくなったRetinaディスプレイ

 今回の売りの一つである高解像度ディスプレイ、とても綺麗です。3GSはもとより(あくまで主観ですが)有機ELで見やすいNexus Oneより綺麗だと思います。この1点だけ取ってみても「買い」だと思いますよ。どれくらい綺麗かというと、産経新聞アプリで2段階目のズームで文字が読めるくらい。

微妙なサイズダウンがもたらすフィーリングの差

 全くの新筐体ということで、微妙にサイズダウンしました。たった数ミリの差ですが、この影響が結構大きい。横幅が短くなったことで持ちやすくなりました。女性でも扱いやすくなったのではないでしょうか。
背面がストレートになったことは「板」という感じで、個人的には好みのデザインになりました。ただし正直、手に持つことを考えれば前機種までの筐体の方が手のひらにフィットしていたと思います。

軽快な動作速度、ただしマルチタスクは×

 動作は軽快です。タッチの感覚も全くもって素晴らしい。表示解像度が上がっているにもかかわらず、動作速度が向上している点が凄いと思います。3GS→4だとワンテンポくらいの差しかありませんが、3G→4は抜群の進化を感じられると思います。
 まったくの余談ですが、マルチタスクは全然ダメですね。対応アプリが少ない、という点を差し引いても使いにくい仕様です。勝手に残る履歴、一画面に4つしか表示されないアイコンなどなど、使い勝手が悪い。公式サイトを見ると「マルチタスキングとは、こうあるべきです。」という大上段からの物言いですが、ちゃんちゃらおかしいです。

結論

 間違いなくオススメです。iPhoneを使い込んでいる人にも、これからiPhoneを初めて使おうと考えている人にも。それくらい正常な進化を果たしています。今現在は、液晶やアンテナの不具合、ホワイトモデルの発売待ち、ブラックモデルの供給不足などで、待ちの状態でしょうが、もし安定供給が始まったら、検討に値するモデルだと思います。
あ、外箱は退化してますけどね(笑)