ショットノート(SHOT NOTE)を使ってみた

mat462011-02-05

 常々、デジタルとアナログの良いとこ取りに試行錯誤している私ですが、”手書きメモをiPhoneでデジタル化!新コンセプトの次世代文房具”という宣伝文句でキングジムから発表された時から絶対に買おうと思っていた商品、それが「ショットノート」です。簡単に言うとiPhoneでキャプチャしやすいよう工夫されたRHODIA風の紙のメモとiPhoneアプリのセットなわけですが、早々に3つのサイズのメモを入手しましたので、簡単に使用した感想をまとめてみました。当然のことながら個人的な感想なのであしからず。詳細は製品紹介ページを参照してください。
 なお、個人的には図解思考に利用しようと考えていて、今回の写真中の図は「頭が良くなる図解思考の技術(永田豊志)」【中経出版】から模写させてもらっています。

頭がよくなる「図解思考」の技術

頭がよくなる「図解思考」の技術

大きさ・外観、紙質など

 大きさは、3サイズ(S,M,L)となっていますが、用紙そのものの大きさは、それぞれA7・A6・A5より若干縦の長さが短くなっています。↓の記事によると、iPhoneで撮影した画像サイズ(4対3)に合わせたそうです。

「ショットノート」の大きさの秘密とは(Business Media 誠)
http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1101/18/news012.html

 一方、本体サイズは「とじしろ」部分があるため、Sの場合、ROHDIA No.11より1cm弱くらい縦長になるため、既存のROHDIAカバーは使えないかもしれません(ギリギリで入れるタイプはダメそう)。専用のカバーが発売されているのは、このためかもしれません。

キングジム  ショットノート 専用カバーS メモパッド付 9100C 黒

キングジム ショットノート 専用カバーS メモパッド付 9100C 黒

 紙の大きさ=キャンバスの広さとなるわけですから、色々書きたいときはLを、携帯性を考えるとSを使うことになりそうです。

 紙質は、わりとコシがあってしっかりしています。ただし切り離すと四隅がすこし丸くなるので、切り離す前にキャプチャしておくのが良いかもしれません。書き味としては、水性ペンで書いても滲むことなく、裏写りもなく良い感触です。

iPhoneでのキャプチャ

 目玉機能のiPhone上の専用アプリによるキャプチャですが、取り込むスピードはもう少し速いと良いなと思いますが、処理後の画像はおおむね満足のいく結果でした。ただしシャープペンシル(HB)で書いて二階調表示にすると、やや薄すぎる結果となりました(私は筆圧が強い方ではありません)。ゲルインクやボールペンで書き込むと良い結果でした。
鉛筆(HB)
鉛筆(HB)二階調表示
筆記具比較 二階調表示

その他感じたこと

  • 一連番号と日付のOCR機能は、やや誤認識することが多いように感じる(保存前に修正できるので問題ないです)。
  • evernote連携機能は便利
  • 四隅のマーカー等はキャプチャ画像に残る(気になる人は気になるかも)。
  • ソートは一連番号、タイトル、日付、撮影日付の4つを昇降順で行える。
  • タイトルソートは「読みがな」ではなく「頭文字」(例:「あんどう」と「安藤」は別項目と認識)
  • 台形補正は、それなりにやってくれるが文字がぼける。
  • 用紙は裏表ともに印刷されているので、両面使えて嬉しい。