W31CAは立派なsmartphone?

定義は電話機能+情報処理or PIM機能=smartphoneというのであれば、W31CAは立派なスマートフォンかなぁ、と思います。
 なにせ、もともと携帯電話だから電話機能は申し分なし。さらにスケジュール管理などはクレードルを使えばシンクロも可能、ビデオ再生能力は十分すぎるほどある。カメラの性能はむしろその辺のPDAを遙かに凌駕するクオリティ、音楽再生機能もオマケ以上の性能です。
 そして私にとって最も重要なWEB閲覧ですが、通信速度は早いし、表示能力もOperaなどのおかげで改善されているように思います。ここ数日使っていますが、手軽にアクセスできることと快適なスピードのおかげで使用頻度は高くなっています。表示能力も、使用に耐えるレベルです(私にとっては)。

 (PDAと比べた場合の)難点は、液晶の狭さとUI(入力デバイス)の2点だと思いますが、W31CAは他の携帯に比べて大きな液晶を持っているのでこれ以上は望むべくもないし、キーの問題は指が携帯入力に慣れてきたのと、賢い予測変換辞書のおかげで割と素早い入力ができます。ハードキーを持たないPDAよりは早く入力できると思います。

 しかし、最も重要なことは「料金体系」なんだと思います。スマートフォンになると、どうしてもデータ通信の量は増えます。この点でデータ通信の定額制は必須なのでは、と思います。従って、現時点ではDocomoがどんなに魅力的な端末を準備しても、課金が現実的でない(使用に耐えない)ものであるかぎり選択肢にはなりえません。vodafoneは逆に端末と通信インフラに問題があるような気がします(^_^;。
 日本の携帯&PDA市場に欧米並の展開を期待できない現在であれば、smartphoneライクな用途を望むモバイラーの皆さんにとって、auのW31/21CAを選ぶことはベストではないけど、かなりベターな選択なのではないか、と思います。