P70Tレビュー

半日使ってみての感想は「なかなか良い」です(^^)。まだすべての機能を試したわけではないので、いまのところ感じたことを書いてみます。P8210から良くなった所もあれば、悪くなったような所もあります。

全体(筐体)

 ヒンジ部分が変わったことは賛否両論ありますが、P8210より剛性感が弱くなった替わりに、右左どちらからでも回せるようになりました。なお、液晶を最大に開いたときに対面の人に見やすいように角度が付きます(横から見ると180度以上開く)がこれってP8210の時も同じでしたっけ?

液晶・タッチパネル

 解像度が1280×768になったことは、これだけでも「買い」のポイントになります。色々なソフトやWebページで違和感なくみることができます。たしかに文字は少し小さくなりました。私は許容範囲ですが、気になる人は、店で現物をみて確認した方が良いでしょう。ちなみにフォントはMeiryoに変えたので、より見やすくなりました(^^)。
 液晶自体は、いわゆる「ツルツルピカピカ液晶」で写り込みが激しいです。最初に立ち上げるとき自分の顔が写って、なんだかなぁと思いました。さっそく、ポケゲさん所のP70R/P8210用のEasy Protectorを貼ろうとしたのですが、なんと液晶サイズが違うΣ(゚Д゚;エーッ!。P70Tの方が横幅5mmくらい小さいです。というわけでカッターで切って応急処置しました。そのうちジャストサイズが出ることを願っています。
 あとNotePC状態で画面回転ボタンを押すと90度ずつ廻るので2回押すと対面の相手に見せやすい向きになります。
 もう一つ気になるのがタッチパネルの反応が鈍くなっている気がすること。Windows Journalで手書きをすれば分かるんですが、P8210ではスラスラ書けていたんですが、P70Tでは、すこし力強く書いてやらないと一筆目が反応しない場合があります。P8210の書き味は気持ちよいくらいだったので、残念です。液晶が変わったことも影響があるのでしょうが、この辺のセッティングは今後のバージョンアップに期待したいです。
 それと新宿で触ったときは気づかなかったんですが、おもったより輝度が低いような気がします。でも「暗い」わけではなく十分な明るさがあります。

キーボード

 とくに変わったところはないです、1点を除いて。写真を見てもらえば分かりますが、Windowsキーのデザインです。私も長らくPCを使ってきましたが、こんなデザインのWinキーは初めてです。別に光る訳でもないんですが、やたらと主張してるキーですね(笑)。
 なお、キータッチは相変わらず良くて(なおかつキーの全体幅が小さいおかげで)実用的なスピードでタイプができます。正直下手なノートPCより早く打てます。

ポインティングデバイス

 スティックタイプはThinkPadから好きです。動作も軽快。ただ左右クリックボタンは、ちょっと堅い。P8210もクリック感が嫌いでしたが、こっちは違う意味で押しにくい感じ。

ファン&発熱

 なんかうるさいです(^_^;。P8210はこんなにうるさくなかったような・・・。BIOS設定で「サイレントモード」にしたので、少しはマシになりましたが、ブラウザ立ち上げてWEBページを表示するだけでファンが回り続けます。これも今後のバージョンアップに期待したいなぁ。
 あと発熱は底面は”相変わらず”熱いです。でもキーボード面は全く熱くなりません。仕事でショップブランドのノートを使っていますが、パームレスト部分が熱くなって大変なんですが、この辺はさすが主要PCメーカーだけのことはある。

ワンセグ

 感度悪いです。まぁアンテナも内蔵でVaio TypeTみたいに邪魔にならないので気にしません。付いてないよりあった方が良いか、という程度です。
 困るのは、BluetoothSony VGP-BRM1をつないでも音声が飛ばないこと。せっかくワイヤレスでTV音声を聞こうと思ったんですがうまくいきません。

Bluetooth

 つないだのはLogicoolのマウスと前述のオーディオコントローラーだけですが、快適に使えています(^^)。

総論

 前機種からの正常進化とはいえ、微妙に悪くなったところもあります。とはいえ、やはり良くまとまった機種ですので、前機種ユーザーにも新規購入者にもお勧めできるPCだと思います。