情報を「貯めて活かす」仕事術

 本屋さんで見かけて、面白そうなので買ってみました。内容はGTDの説明と、タイトル通り情報を貯めるコツ(lifehack的なもの)を紹介しています。GTDの説明がわかりやすくかかれていて好印象だったのと、内容がアナログとデジタルの両方での活用の仕方が提示されていたこと、そしておまけのツール類(ファイルメーカーで作られたデータベース類、Winでもランタイム版があって使える)が面白そうなので買ってみました。

 最初のGTDの説明では、アナログでやる方法とデジタル(添付のツール)で行う方法の2種類の説明が載っています。とくにツールの法はインストールして簡単に操作してみましたが、ここまでGTDの手法に合わせたソフトって初めてで面白そうです。PCでGTDをやっている人は要注目です。
 Part.2の貯めて活かす達人仕事術は、わかりやすい実例が紹介されています。気になった点を列挙すると・・・

  • 付箋紙を使った方法
    • 手帳の無地ページ(かA4用紙)にテーマ(優先順位)ごとに貼り付け場所を分類
    • 付箋紙の貼り付け向き(横か縦か)で未完了か終わった案件かを分類
    • 付箋色は期間を決めて一定の色を割り当て、見返したときの目安&長期放置案件の印とする。
    • 完了したタスクの付箋を捨てず、「サクセスファイル」に張り替え、成功の積み重ねとしての証としてプラス思考(成功脳)に近づくためのツールとする。

→特に最後の「サクセスファイル」のアイデアは秀逸だと思いました。

  • PCやソフトウェアの機能でスムーズに情報管理
    • ランダムメモとインスピメモの2つのメモの情報をフラグ立てて合体し「裏付け」と「付加価値」をまとめる。
    • スケジュールが完了した後に書き込む手帳を用意する。

→イマイチわかりにくいですが、見たことのないアイデアだったので気になるところ。

  • 机を分割してそれぞれに役割をもたせる
    • ものを置く場所を決める。
    • ぱっと見て、置かれているものの内容がわかるようにする。
    • 空間を時間で区分して置く場所を分ける。

→机の整理は重要だな、と改めて思います。基本的にはやっているつもりですが、もっと意識しないとダメですね。

まとめ

写真も多く載っていて、レイアウトも見やすくて良い本です。DVDが付いているので1500円とやや高いですが、自分は満足できる内容でした。