横表示PCSVはすごい

 W51HはWVGA(480×800)で、かつPCSV(Opera8.6)で横表示できる唯一の端末です(52Tは横表示できない)が、使ってみると衝撃を受けますね。↓はスモールスクリーンではなくPCスクリーンで表示したものです。

 横幅が800dotあると、もはや一昔前のPCと同様の解像度なわけで、表示能力は既存の携帯電話の範疇を大きく超えているといえます。なんというか、ちょっとした感動を味わえました。ちなみにマウスカーソルそっくりの矢印を画面上で操作する様は、まさにPocketPCでFakeCursorを使っていた感覚と全く同じです。目指したものは「手のひらサイズのネットPC」(ITmedia)だそうですが、本当にそんな感じがしました。
 auスマートフォンを出す予定がなく、また自由度が限りなく少ないキャリアですが、今回のように高解像度の液晶を搭載し、(制限が多いとはいえ)Javaが動く環境を整えたことによって、これ(W51HまたはW52T)がauとしてのスマートフォンに対する一つの答えなのかな、という気がします。安定した通信網と、ある程度高速な通信速度をキープしつつ、明確なデータ定額サービスを提供するキャリアでこのような端末が発売されたことを嬉しく思います。