新型iPhone&MacBookPro発表に思う

 先日、AppleのWWDC2009で、待望のiPhoneの新型やそれ以外にもMacBookProの新しいものが発表されていましたね。特にiPhoneの方は色々な噂が出ていましたが、ふたを開けてみると外見の変化は無く中身のブラッシュアップという形で、新鮮味には乏しいもののスピードアップやカメラの強化など、個人的にはツボをついた更新ポイントが多くて魅力的に感じました。たぶん購入するでしょう。
 MacBookProの方はSDカード搭載など変化もありますが大きくは変わらず、値段が安くなっていて買いやすくなった感じです。こちらの方は、まだ買い換えたいと思うほどではないです。それだけ今のLate2008モデルが十分魅力を保っているからだと思います。

 上記のことを書きつつ、ふと日本の携帯市場とずいぶん違うなぁ、と感じていたら↓の記事を見て納得しました。

本田雅一の週刊モバイル通信(PC Watch)
WWDC基調講演に思う、計画的陳腐化時代の終わり
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20090610_283048.html
(中略)2008年後半ぐらいから、携帯電話の新機種に対する注目度がめっきり減ってきたと、とある新聞社の産業部記者が話していたが、そろそろメーカーと携帯電話会社による計画的陳腐化戦略が破綻してきているのではないだろうか。 (後略)

 「スペックを高めるだけでなく、デザインも変えていかないと、消費者は新製品として見てくれない」というのは、たしかにその通りかもしれませんが、携帯電話は今となっては似たり寄ったりのデザインで、むしろ微妙な変更によってサードパーティ製のサプライ用品が使えないという弊害の方が大きいような気がします。
 その点、新しいiPhoneはデザインは変わっていないものの、その使い勝手を着実にUpさせて、ユーザーが習熟したであろうUIを変更せず、また豊富なアクセサリー類をもう1年無駄にすることなく販売し続けることが出来ます。

 いずれにせよ、いまの携帯電話業界の半年に一度ペースの更新は、やはり厳しいのではなないかなぁ、と今回のiPhoneの新型発表を見ていて思いました。