Xda IIsインプレッション(ハードウェア編)
WM2003SE搭載&キーボード付きsmartphone O2 Xda IIs(BlueAngel)のレビューです。まずは、ハードウェアの部分を中心に見ていきます。あくまで主観なので参考程度にご覧ください。
(写真付きなので低速回線の方は注意)
- 外観
ガンメタのようなチタンのようなカラーと質感です。全体的にダークカラーなので精悍に見えます。ボタンの多さが目立つのも特徴です(10個ものボタンがあります)。スライドギミックのわりには厚みが気になりません。カメラやSDスロットがある上部よりもバッテリーの部分がやや薄くなっているため持ちやすくかつスマートな雰囲気を醸し出しています。
- 液晶
QVGAですが視認性は良好です。コントラストが高くはっきりした発色です。h2210より見やすいと思います。またx50と比較するとx50の青みがかった画面が気になるくらい綺麗な発色をしてくれます。
- キーボード
最も特徴的なのがスライドすると現れるキーボードでしょう。スライド機構はやや手応えを感じるくらいで、勝手に飛び出ることはありません。いまのところ指1本では動かせないくらいの抵抗です。
キー配列はQWERTY配列ですので問題はありません。ただしFnキーを使って入力する数字キーはsmartphoneということもあり1〜3が上にあり7〜9が下にあるため戸惑うかもしれません。
さて気になる打ち易さですが、zaurusよりも打ちにくいですね。私はh4350を使ったことがないので比較できませんが、あまり打ちやすいとは言えないのかもしれません。しかしキーボード無しの端末や携帯に比べれば、はるかに快適に入力できます。親指の爪を使って打つのがコツで、そうするとかなりのスピードで入力できます。なお片手打ちは事実上無理なんじゃないかと思います。端っこのキーを打とうとすると端末を落っことしそうになります。クリック感はZaurusに少し似ているような気がします。
なおブルーのバックライトがあるので暗闇でも安心(^^)。
- ボタン類
最初にも述べたとおりXdaIIsには実に多くのボタンが備え付けられてます。まず、通常のアプリケーションボタン4つは、X50vよりも上の位置に付けらているので若干押しやすい。ナビゲーションボタンは反応が良く中央の実行ボタンも反応は良好。ただ(端末固有の問題かもしれないが)右を押す際に右上くらいを押してやらないと反応しない場合があります。
液晶上部にある2つのボタンはアプリケーションボタンと同じと考えて良いでしょう。また電話としての通話&終話用ボタンが2つありますが、id:KOTETUさん謹製のSIP(HardkeyIM for BlueAngel)を導入すればアプリケーション用ボタンとして使用できます(なおダウンロードには条件があるのでKOTETUさんの所を参照してください)。前述の上部ボタンと合わせればBtnPlusなどのボタン拡張アプリを使わずとも充分なアプリケーションを割り当てられますね。
サイドにはボイスメモとカメラ用のボタンと音量調節用の「なんちゃってジョグ」がついています。ジョグについてはHardkeyIMを導入することによりスクロールボタンとして活用できる(標準では割り当てられない)ので大変有効に使用できるでしょう。
- 拡張性
SDスロットのみ。他の機種と入れる向きが違うのがちょっと変。
- 通信
WirelessLANとBluetoothは内蔵されている。無線のつかみ方はX50よりやや弱いような気がする。なお、もともとGSM携帯端末なので海外に行けば携帯電話として使えるが、日本では宝の持ち腐れ(^_^;
- その他
スタイラスはX50v付属のものより少しだけ長く、かつ太い。また本体にはストラップホールがない(これは残念)。電源ケーブルがUK仕様のためゲタを履かせる必要あり(これはHKから輸入したものだからかな)。
- 総評
パッケージングとしは見事としか言いようがありません。QVGAでCFスロットがないのは残念ですが、これだけの機能を詰め込みながらコンパクトにまとめ上げたのは賞賛に値します。あとは、もう少し値段が安ければ・・・ねぇ(^_^;。