文具王手帳のファーストインプレッション

 数日前に、たまたま見つけた超整理手帳+バイブル手帳という形状の文具王手帳。スーパーコンシューマーという”マニアックな消費者のアイデアをカタチにする”というプロジェクトで生まれた製品で、TVチャンピオンで優勝した文具王さんのアイデアが実現したものだそうです。細部は下記のリンクを参照してください。

http://srcr.jp/

 私自身、「バイブルサイズを縦長にして超整理手帳サイズも入れる」というアイデアは考えたことがあったのですが、まさかそれが実現されるとは思いませんでした。値段は\18,900と高価ですが、フルオーダーをするともっとずっと高くなることは知っているので、せっかくの機会なので購入してみました。このサイズの手帳って、まず市場では見ることができないと思うので一度実物を見てみたい(今後のフルオーダーの参考にもなる)という意図もあったりします。

「あくまで文具王さんの欲しい手帳を作り、それを一般にもおすそ分けする」というコンセプトであることを理解した上で、個人的なファーストインプレッション(いいところ、わるいところ)を述べてみます。ちなみにトータルとしては好印象です。色々よく考えられて作られた手帳なんだな、と感じることができました。

ベルクロは想像以上にかっこわるい

 コンセプトを考えると、これを批判してもしょうがないのは分かっているんですが、それでも言いたい。やはりベルクロは格好わるい。いや機能的には素晴らしいと思うんです。でも革とのバランスがあまりにもミスマッチなのではないかと。革の部分が良いだけに、ベルクロの部分が浮いているというか、ギャップがあるというか・・・。これだったら、いっそのこと革ではなくバリスティックナイロンにすれば、まだ違和感がないのに、と思ってしまいます。
 もし、次があるなら是非ともベルクロあり・なしを選べるようにして欲しいと思います。

ゴムで止める方法はスマートでいい

 蓋の綴じ方がゴム式(取替可能)なのですが、これはとてもスマートで良い方法ですね。邪魔にならず、かつしっかりと留めることが出来ます。ゴムが伸びても自分で付け替えられるというのはよく考えられていますね。

みごとなまでにバイブルとA4四つ折りが共存している

 隙間になるところに上手く小物入れや、リフィルが収まっていて、思ったよりも厚みを感じなくて済みます。この辺はパッケージングを研究した上の配置なんだろうなぁ、と思います。

どちらかというとバイブルがメイン?

 まだしっかり使ってないから結論付けるのは尚早ですが、リングがあること、A4四つ折りが右側だけしかないことを鑑みると、どちらがメインかというとバイブルサイズの方のような気がします。つまり、あくまで手帳としてはバイブルサイズで、A4の資料を持ち歩きたいときに四つ折りにして右側に入れておく使い方ですね。文具王さんがそのような使い方なので、当然といえば当然ですね。

D管は邪魔

 肩からかけるためについているD管ですが、単純に書く時にでこぼこして邪魔ですね。あと長い間紙を挟んでいると痛めそうな感じ。とはいえ、これも苦言を呈しても意味がない(=作り手のこだわり)です。

片手で持てる横幅がいい(ただし男の手の場合)

 バイブルサイズが入るため、超整理手帳よりは横幅が少し広いのですが、なんとか片手でガバっと持つことができます。あと、じつはこの幅だとギリギリでハガキが入るんですよ。頑張ればなんとかスーツの内ポケットにも入れられます。

ジョッターは(たぶん)便利

 紙を挟むのに慣れていない(コツがいる?)ので少し手間取りますが、やはりすぐに書ける面があるのは便利そうですね。